おっさんエンジニアの独り言

アラフィフ実装技術者の雑記、資産運用

間接応援が始まりました。その2 ・・・基板実装技術の観点で

こんにちがakasatanaです。

ブログ移転しましたのでよろしくお願いします。

ar50-masan.com

 

間接応援について、その2です。

今回は実装技術課題を探しながら

間接応援を頑張ってきました。

 

毎週、間接応援に参加しているので

体も慣れてきました。

(その日の夜は、ふろ上がりでそのまま寝てしまいます。)

 

プリント基板には、基板スルーホール穴に挿入する部品があります。

今回担当した部品種類として、

パソコン用部品のDIMM、LAN、電源、モニター、USB等のコネクタがあります。

 

まだ自動化が出来ていない為、熟練の方が手実装を行っています。

今後の課題として自動挿入に移行していきたいと思っています。

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こんな感じの部品を
私も一緒に挿入ラインに入り、上記のコネクタ実装を担当しました。

 

見た感じ、ただ挿入するだけじゃんと思われがちですが

この挿入が非常に難しいのです。

ピン数(足の数が)200本以上あり足も細いので

慎重に挿入しないと座屈状態で挿入されてしまいます。

(座屈、足折れ等、色々な言い方があります。)

1本でもその状態だと不良になり、気が付かず、はんだ付けされると

コネクタを外して交換しないといけません。

 

その交換には1時間以上掛かります。

中には修理不能で廃棄される事もあります。

廃棄になると5万円前後の廃棄になってしまいます。

 

はんだ付けされる前に顕微鏡やテンプレート確認をしますが

それでも見逃しが出てしまいます。

 

この挿入部品座屈防止が技術的課題になります。

(手挿入、自動挿入)

 

経営者や間接職場の方は、難しさを理解できていないので

なんで発生するんだ!!と言いますがやってみれば分かるので

間接応援は良い機会だと思っています。

 

実装技術として課題が少し見えてきました。

挿入時の座屈、はんだ付け前の座屈検査が課題です。

 

自動挿入での課題

 ・挿入リード検出機能

 ・挿入リード外観検査機能

自社で開発するのか?搬送設備を購入するのか

対費用効果で見るしかありませんが

どちらにしろ、QCD効果があると思いますので

検討を開始しようと思います。

(理想まで数年かかるかもしれません。)

 

次のの間接応援も色々な観点で

望みたいと思います。

 

今日はここまで、では!