ポストフラックスについて
こんにちはakasatanaです。
ブログ移転しましたのでよろしくお願いします。
今回は、DIPはんだ付けで使用している、フラックスについてです。
フラックスの役目としては
・母材表面の酸化膜の除去
・はんだ付け加熱中の再酸化防止
・はんだ表面張力の低下によるヌレ性促進
・熱伝導への寄与
・はんだ表面の仕上げ
フラックスの構成
・ロジン :フラックス成分を基板上に均一に塗布。はんだ付け時の再酸化防止。
・活性剤 :はんだ付け(ヌレ、キレ)
・溶剤 :フラックス成分を溶剤中に均一に分布/塗布を容易にする。
・酸化防止剤:発泡による酸化を防止
・発泡剤 :発泡性の確保
・つや消し剤:つや消し効果
私の認識では、
フラックスの主要な機能を果たす主材は、ロジンと呼ばれる松ヤニ。
ロジンだけでは十分に除去できない「酸化物」をとるために、
微量に添加剤として混ぜます。
粘性など、フラックスの物性を調整するために添加される。
現在フラックスを使用する環境は下記になる。
フラックスを使用するDIPはんだ付け工程(DIPパレット有無)
・フローはんだ:はんだ噴流ではんだ付けを行う。
・セレクティブ:スポット噴流ではんだ付けを行う。
・手はんだ付け。
はんだ組成
・Sn-3.0Ag0.5Cu 融点:217~219℃
・Sn-0.7Cu-0.05Ni-Ge 融点:227℃
※上記はんだ付け方法、はんだ組成で使い勝手、品質が良い物の選定が必要。
現在使用しているフラックスは、
一般汎用に適応、低銀・無銀鉛フリーはんだにも対応可能な
フラックスを使用しています。
今まで使用していたフラックスと比較して
はんだ付け性が格段に違います。
不良率も大きな差が出ます。
※自社工程、方法に合うフラックス選定で社内効率も大きく変わります。
あまり重要視しない方もいるようですが重要な電子材料です。
断面観察でも違いが分かります。
今日はここまで、では!
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