社内基板設計の強み
基板設計は、実装品質、効率に大きく影響があるとても重要なタスクです。
設計品質により生産技術、製造現場での苦労が違います。
〇社内基板設計の強みは
自分の所属している会社では、社内基板設計を行っている。
その強みは、製造実績の中で20年以上の間、生産技術や製造、品証からの
フィードバックを行い積み重ねた基板設計データベースである。
〇データベースで言うと大まかには(下記だけではないが)
・ランド寸法、形状(SMT、DIP)
・メタルマスク開口計上
・部品配置
・基板サイズ、基板面付、Vカット配置(コストも考慮)
・基板ソリ対策
・流し方向
・はんだボール対策
このような内容を積み重ねてきたので社内実装品質は、安定している。
(不良発生は5ppm前後)
新規パッケージについて意見交換させて頂く事があるが
各自が持つ経験から設計、生産技術、製造と話をして決めていく。
(重要部品については、実験基板を設計し最適条件を確認する場合もある。)
推奨ランドサイズ、メタルマスクサイズをそのまま使用は、ほとんどしない。
※そのまま採用すると不良がある程度発生する。
※理由は今度記載します。
〇社内に基板設計と製造部がある利点として
試作段階から品質確認を行い、改善を加え量産に移行出来る。
過去から現在まで製造現場で実施した改善を入れながら工程設計が出来る。
量産初期から安定した品質で生産が出来る。
積み重ねた基板設計、生産技術、現場力ノウハウで安定した品質となる。