おっさんエンジニアの独り言

アラフィフ実装技術者の雑記、資産運用

クリームはんだ印刷検査機の重要度

こんにちがakasatanaです。

 ブログ移転しましたのでよろしくお願いします。

ar50-masan.com

クリームはんだ印刷検査(SPI)について記載したいと思います。

 

SMT実装工程の工場見学では

動きが見える実装機にスポットが当たりますが

実装ラインで重要なのは、

・クリームはんだ印刷

・温度プロファイル

・自動外観検査(AOI)が非常に重要です。

※社内でも理解していない方が多いのが現状です。

 

SMT実装工程を理解していない方が

工場見学に来て頂いた際は、実装機の動きに

非常に興味を持ち見学して頂いています。

 

逆にSMT実装工程を理解されている場合は

実装機説明は余り行いません。

 

クリームはんだ印刷、温度プロファイル、自動外観検査(AOI)を

重点的に説明します。

 

クリームはんだ印刷検査(SPI)ですが

私が管理しているクリームはんだ印刷検査機は

CKD社製:VP6000MとVP6000L-Vになります。

 

その中で検査閾値設定を行いますが

部品形状毎(基板設計データベース名)毎に分けて部品パッケージにて

検査閾値を変更して運用しています。

 

理由としては

BGA、CSP、QFP、QFN等の重要部品と

SOP、アルミ電解、ダイオード、コイル等の汎用異形部品

0603、1005等のチップ部品ではクリームはんだ印刷重要度が違うからです。

 

協力会社や色々な業者と話をすると

検査閾値は全部品共通管理している所が非常に多い印象です。

(私の思っている印象なのでご容赦下さい。)

 

新規実装案件でのデバック方法としては(簡単に書きます。)

・クリームはんだ印刷機条件設定(初期印刷条件がある。)。

・VP6000初期設定(3D、はんだ光量自動設定)。

※近傍設定は手間がかかるため近傍レス運用。

・レジストと基材ギャップ測定し設定。

・初期基板の単体検査実施。

・検査結果で基板での微細部品印刷状態を重点的に確認。

・新規パッケージ検査状態を確認。

・問題があれば印刷条件変更。

・自動検査開始しロットでの状態確認となります。

 

※一番重要なのは、VP6000での検査で得た内容を分析し

 初期印刷条件を決めておけば非常に立上げが楽です。

 

※部品パッケージ毎に検査閾値を管理する事も重要です。

 全部品共通管理は楽ですけど・・・・

 

今日はここまで、では!